API はシステム同士がコミュニケーションするための大切なコンセプト。APIそのものは昔から存在したが、基本コンセプトは3つの波が存在すると考えている。1つ目の波は2000年前までの中央集権型のボスコンピュータが主流であった内部連携のとき、2つ目の波はその後「クラサバ」とか「グリッド」なんて呼ばれて明確にルールを決めてシステム同士がコミュニケーションをしていたとき。現在日本にあるEDIのはほとんどがこの2つ目の波タイプ。そして2005年頃から今に続くクラウドの時代に変わってきた。2006年にJSON の仕様が規定されてからシステム同士のコミュニケーションはガラっと変わった。これが3つ目の波。具体的にはルールに縛られず、ゴールややりたいことを第一に、どうやったらできるのかというワクワクを大事にしながら、フラットな関係で各システムがゆるくつながること。なんか、人間の組織のあり方の変遷と似ている。JSON APIはZ世代のよう。
APIの概要とWeb APIの使い方を紹介した記事があった。
HTML5には、ユーザーの位置情報を取得できるGeolocation API、マウスによるドラッグ&ドロップを可能にするDrag and Drop API、手軽にグラフィックを描画できるCanvas APIなどのAPIが新しく追加されました。
Web APIの仕組み自体はシンプルですが、「普段パソコンですることといえばブログやSNSくらい」という方の場合、使いこなすことは難しいでしょう。Web APIはWebを介してAPIを呼び出すため、HTML5、CSS、JavaScriptの知識が前提とされます。
提供する側は最低限のルールを理解をする必要がありますが、ゼロから自分の力だけでつくることと比べればまったく気にする必要はないくらいのレベルです。
また、APIコミュニティの主要メンバーが参加! APIスペックにフォーカスした「API Specifications Conference 2019」レポートがあった。その中で、IDCやGartnerが「2020年までにAPIの50%はevent-drivenになる」と公言している。
APIスペックとは、APIの仕様そのもの、またはAPIの仕様の記述方法を定義した規格を指します。現在最も有名なAPIスペックとしては、REST APIのAPIスペックであるOpenAPIがあります。本イベントには、例年APIコミュニティの主要人物が集まり、今回もRed HatのSteven Willmott(3scaleの創業者)、MicrosoftのDarrel Miller(OpenAPIのメンテナ)、GoogleのTim Burks(Swift gRPCのメンテナ)、Marsh Gardiner(OpenAPIのメンテナ)、PostmanのKin Lane(APIエバンジェリスト)、Progressive IdentityのMehdi Medjaoui(APIdaysの創業者)、AsyncAPIのFran Mendez(AsyncAPIの創業者)を筆頭に、APIコミュニティの主要な方々が参加され、カンファレンスは昨年同様活気にあふれていました。参加者は180名ほどでした。
約15年の歴史を持つこの第3世代のAPIもその進化の道が分岐してきていて、『AsyncAPI』の躍進について述べています。
AsyncAPIの躍進が目に付きました。AsyncAPIは、event-driven APIを記述可能なAPIスペックです。OpenAPIのadaptationとしてスタートしたため、OpenAPIと酷似する点が多々あります。依然としてAPIの分野ではREST APIおよびOpenAPIが主流なのは変わりませんが、AsyncAPIは、今回のカンファレンスでOpenAPIに次ぐAPIスペックの2番手の1つにまで一気に上り詰めた感がありました。
APIは相互の関係性をダイナミックにつなげてくれます。使う方も便利になるし、作る方もスピーディに室の高いものが提供できる。どんどんおもしろくなる。
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