ピックアップの配線は、 Megaswitch E-Model (Megaswitch E-Model Stewart-MacDonaldのサイト)を活用しました。
見た目は普通のストラト用SWの形状ですが、SWポジションと各ラグの接続パターンが特殊です。タップ付きのハムバッキングPUの接続バリエーションを増やす場合には重宝します。今回はこれを活用しました。
SWポジションと接続されたPUのケーブルがどうなっているのかを図示したもの。ギターを弾いているときに音をセレクトしている自分をイメージしながら作成します。
SWポジションとラグのショートパターンをメモしておき、回路図のチェックに役立てます。ラグ3はホットとボリュームに接続するもの、ラグ4はグランド(アース)と接続するもの。つまり、ラグ4はタップケーブルをグランドに落とすことで抵抗がゼロとなり、ピックアップコイルに流れる信号がバイパスされます。このロジックによりタップケーブルを活用してパラレル接続することができるようになります。
配線時にはこちらのみを参照します。上の表を眺めてロジックチェックをしておきます。確認ができたら配線作業時には余計なことは考えないで、ラグ番号と配線の関係だけに注目していきます。
すべての配線が済んだら、ピックガードを固定する前にアンプに接続してチェックします。僕はいつもドライバーを使います。
まずはSWの接続チェックから。
ポールピース部分をトントンと軽く叩きながらSWポジションを変えて正しく接続されているかどうかを確認。ハムバッキングは叩く位置によって、どちらのボビン側がアクティブになっているのかもよくわかります。ちゃんと音が出ることをチェックするだけではなく、ちゃんと音が出ないこともチェックします。これが重要。
次にボリュームチェック。念のためすべてのポジションでポットを回して音量の変化を確認します。不用意にアース接続されていないかがわかります。
最後にトーンチェック。2トーンの場合は、すべてのSWポジションで2つのトーンつまみを動かして音質の確認します。これも関係ないところで、関係のない動きをしないことを必ずチェックします。配線ミスやトラブルの実物テストです。
今回は一発OKでした。
確認がとれましたのでピックガードやジャックのビス止めをします。これで電気関係は完了。
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