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HSHストラトの組上げ その4

ピックアップの配線をする際に、しっかりと準備作業をしておく必要があります。作業自体は簡単ですが、これをすっ飛ばすと思うような音がでません。特に異なるメーカーのものを組み合わせる場合には必須です。
Varitaモドキ-1

ポールピースのピッチ、磁極、ワイヤーの巻き方向が主なポイントになります。主な要素は Understanding Guitar Wiring に詳しく載っていますが、細かな構造を調べるのも面倒。要は、ピックアップが弦から拾った電流の方向さえ間違えなければOK。

 


接続する際に大事なことは、起動直流電流の配線をそろえること。逆方向に接続してしまうと、ハーフトーンポジションにしたときに互いにピックアップ電流を打ち消しあってしまい、極端に音量が下がってまう。

そこでアナログテスターを用意します。数ミリボルトの電流が流れますので、針が+/-のどちらの方向に振れるのかを確認します。デジタルテスターだとタイムラグがあること、感覚的にチェックすることができないことから、適切ではありません。アナログテスターが最適です。

調べ方は簡単。
1.テスターの+/-をピックアップのケーブルに接続します (ワニ口クリップがあると便利です)
2.テスターの測定SWをDCmAにセット。できる限り小さいレンジが良い。25mA以下
3.ピックアップのポールピースに金属(ドライバなど)を近づけて、テスターの振れる方向を見る
プラスに振れる : プラス接続側のケーブルがホット、反対側がコールド

これで、このギターにおけるホットとコールドの考え方をそろえることができます。

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