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HSHストラトの組上げ その3

Wilkinsonトレモロユニットを取り付けるために、スタッド用の穴を開けます。

Varitaモドキ-1

参考になるの動画がありましたので、これで手順を考えました。


塗装済みのブランクボディーはとての手軽にギター組み上げができるのですが、僕がもっとも苦手に思っているのは明確な中心線がわからないことです。トレモロのスペックはこちら(VS100N (GOTOHサイト))にありますので、確認しておきます。

今回はネックポケットにピッチリとはまるネックが手元にあったので、以下の手順で中心線を出しました。

1.スタッド穴になるであろう付近にマスキングテープを張る
2.ネックポケット付近にマスキングテープをはり、ポケットの中心に線を引く(仮の中心線)
3.ネックをセットしてクランプで固定
4.1mものさしで12フレットまでの距離を測り、その倍の長さとなるボディーに印をつける
これがビリッジサドルの標準位置。採寸は精緻にやっておかないとチューニング音痴になる
5.トレモロブロック穴の線と平行になるように、4でつけた印のところに線を引く
(これがサドルの基準線で、これよりもネック側に寄ることは理論上はない)
6.スタッド位置はさらにネック側にあるので、この線と平行して12.5ミリネックよりに線を引く
7.ピックガードに3つのピックアップをセットしてボディーに仮止めする
8.トレモロユニットをボディーにおいて、ナットとブリッジにストレートバーを乗せる(弦のつもり)
ピックアップ1&6弦のポールピース上に来るようにブリッジ位置を微調整する
これで中心線が決定した。スタッド位置にも印をつける。ここに穴を開けることになる
9.仮決めしたピックガードを外し、念のためネックポケット付近につけた中心線と
8.で出したトレモロユニットの中心線を結んで、トレモロホールの線と直角が
出ていることをチェック。スタッド位置と中心線の寸法を上記で採寸して確認
10.スタッドの穴を開けてトレモロユニットを取り付ける(スプリングも)
11.ネックにドリルで穴を開け、ビスでボディと接続
12.最後にピックガードをセットしてストレートバーで弦をシミュレートして位置を確認

いい感じです。
もともとブリッジ寄りのピックアップはワイドサイズのポールピースピッチではないので、1,6弦側がズレてしまう。経験上、音には大きな影響がないので、左右対象きれいにズレていることを目標とした。

実は、スタッドの穴あけで大きな失敗をしてしまった。切れ味の悪いドリルビットを使ったため、なかなか穴が開かずに力を入れてしまった。6弦側のスタッド穴が裏側まで突き抜けて、トホホ。。。
まぁ、実質上の問題はないし、スプリングで隠れるので、OKとしよう。ただこのときほどボール盤が欲しいと悔やんだことはない。

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