システムの起動が遅い、日本語変換の初期処理に時間がかかり初回変換完了までに数分かかる、Adobe Lightroomの起動に時間がかかるなど、ハードディスクドライブのアクセスがネックになっていたので、Apple iMac Late 2012(MD096J/A)の内蔵ドライブをSSDに換装した。これは私のものではなく、妻のメインマシン。
使用したSSDはSamsung 860 QVO 1TB。
主な用途は、BLOGやYoutube記事の作成のために写真や映像の処理をすることなので、データはすべて外付けドライブに置いていることから、内蔵ディスクの容量は1TBで十分だと判断。
あと、QVOとEVOで迷った。「QVOは不安定ではないか?」という記事を目にするが、根拠となる実績データがないこととSamsungブランド実績からチャレンジの意味もありQVOにした。価格もちょっと安い。何かあったとしても大事なデータはSSDには置いていないので実害はまったくない。
換装の手順は難しくはない。iFixitの記事を参考にしながら順調に進んだ。
簡単にまとめるとこんな手順になります。
ディスプレイパネルが本体に両面テープで留めてあるのでそれを剥がして、配線に気をつけてディスプレイ部分を外す。そして、T型レンチで取り付けてあるドライブを付け替える。
ここでSSDがMac OSから認識できているかどうか確認したほうが良い。今まで使っていたHDDを外部からUSB接続して立ち上げ、システムレポートをみてSSDがちゃんと認識されていればOK。
確認が終わったら元あった両面テープをきれいに剥がしてから新しく両面テープを貼って元に戻す。
以上です。
両面テープを形に合わせて準備するのが面倒だったのと、なんとなく道具が欲しかったので、Amazonで「ExHung® 両面 用 液晶ディスプレイ キット 両面接着剤ストリップ iMac 27インチ」を購入した。 ¥1,490。
無事に換装が終わったら、アップル標準のディスクユーティリティでディスクごとごそっと移し替える。その際、気をつける点はいくつかあった。
まず、同じ1TBであっても、HDDとSSDではディスク容量の管理基準が異なるのか、「移動先のディスク容量が足りない」というエラーがでた。しょうがないので、いったん、HDDのディスクを900GBへリサイズした。これもディスクユーティリティでできる。500GBを使用した状態で約3時間かかった。
あとは、普通にコピーするだけ。ディスクユーティリティの復元機能を使う。この処理には約2時間要した。
ディスクコピー後に無事SSDからMac OS起動したら、主要なアプリケーションが問題なく立ち上がることを確認。続いてディスクの状態をシステムレポートから確認したらTRIM機能が「いいえ」になっていた。以下のコマンドを入力してTRIM機能をONに変更。
すべての作業が終わるまで半日かかったが、コンピュータの中に触れることはとても楽しい。システムも至って快適なので大満足。コンピュータのオーナーである妻はこの換装についてあまり関心はないようだが、この作業の価値はそれでもよしとしたい。
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