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貸金業

借りる方が悪いのか、貸す方が悪いのか。
少なくとも、借りる前/貸す前の状態はそんなに悪い関係ではないことが大半ではないでしょうか。
もちろん犯罪がらみ、あるいは、泥沼状態からだまされてまた借金を重ねるときは別でしょう。借りる側の意思が働く余地はないのですから。
しかし、返済できなくなるととたんに関係が急変しているように感じます。
問題は、借りる/貸す契約を交わす時にあるのかもしれません。
いったいどんな気持ちで、どんな思いで借りているのかです。
返すことを思い描いて借りているより、いかにして借りるかに思いが行っていることは確かです。貸す方はたくさん貸し出して金利を稼ぎたい、回収は強引にやることも辞さないからリスクは高くない、と判断しているのでしょう。事実、コールセンターのクレーム処理はフル回転で、そうとうしんどい思いをしながら業務にあたっているそうです。
さて、この業務で幸せな思いをしているのはだれでしょう?
 うまく借りて、うまく返した人は幸せです。
 金利を得て”業績”をあげた経営者は幸せです。
 借金をさせてでもお金を得た人・企業は幸せです。
かなり条件付きで、一部に限られているようです。
では、不幸な人は?
 ・債務超過の人とその家族
 ・回収業務にあたる人
 ・クレームを受けるコールセンターの人
 ・メディアが書き立てると社会から冷ややかな目で見られる従業員
 ・このようなニュースをみて気持ちが沈む社会の人々
なんだかなぁ。。。
借りるということについて、今後起こるであろう影響に思いを巡らせていれば、ちょっとは変わるのでしょうが、実際はそれどころではないでしょうね。
アイフル全店処分の必然

もっとも、規制を厳しくすれば、悪質で実態がつかみにくい「ヤミ金融」が広がる懸念もある。人間の欲望がなくならない限り、金貸しへの需要は尽きないのも事実。大手への監督だけでなく、手が届きにくい中小の業者、無登録(ヤミ)業者を含めて、どう取り締まりを強め、規制の実効性を高めていくか。消費者の救済措置をどのように講じていくかも課題になる。

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