今年は運転免許証更新の年。案内ハガキが到着したので内容を確認していたら、講習ビデオの視聴がオンラインでもできるとあったため、さっそくやってみた。
優良運転者オンライン更新時講習のモデル事業
本モデル事業は、免許証の更新をされる優良運転者の利便性の向上等を図るため、北海道、京都府、千葉県、山口県の4道府県において試行的に行うものです。
たまたま北海道がモデル地域として選ばれていた。結論から言うと、とても便利なことに加えて、集中して視聴できるので、ぜひとも恒久的に全国展開して欲しい。
オンラインで受講するための条件は5つ
- 道内の公安委員会(北海道、函館、旭川、釧路又は北見)の更新連絡書をお持ちの方で、講習の区分が「優良」(更新連絡書に記載)であること
- オンライン講習(モデル事業)の受講及び免許証の更新の時点で、北海道に現にお住まいであること
- 住所が北海道のマイナンバーカード(有効な署名用電子証明書、6~16桁英数字のパスワード)をお持ちであること
- 北海道内の更新申請窓口で免許証の更新手続をされる予定であること
- 高齢者講習対象ではないこと(70歳未満)
ただ、実際には以下の条件も加わる。
- マイナンバーカードを読み取るためのカードリーダーを持っていること
- マイナンバーカードでログインするためのソフトウェアをインストールするスキルがあること
- PCで受講する際にはWEBカメラがついていること
これがなかなかハードルが高いかもしれない。あと、Macで受講しようと思ったのだけど、ログインがなんどやっても上手く行かない。しょうがないから WIndows 10 PCで受講した。
受講手順とビデオの内容について
【オンライン更新時講習のモデル事業に参加する】というボタンを押すと、受講のためのログイン画面に移る。それにしても、「モデル事業に参加する」という言い回しは紛らわしい。。。
マイナンバーカードを使ってログインすると、免許番号を入力してサイトに登録すると、諸々の注意事項に答えながらようやくビデオ受講までたどり着く。ただ面倒ではあるものの、手順はいたってシンプルで【操作マニュアル】もあるので困ることはないはず。
ビデオ視聴に入ると、丁寧すぎるほどの禁止事項や注意事項の説明が続く。。。 やっと本編にたどり着くと、さっそく北海道の交通事故事情の説明に入った。ゆったりと発音の良い解説のおかげで、コンテンツはすんなり入ってくる。うまいですね。なれてくると、1.25倍速で視聴したくなる。対応してくれるとうれしい。
北海道編が終わると全国版の実写ビデオに入る。最近の事故事情と交通法規の説明が中心。途中、2回のポーズが入り、○Xを問う確認テストがある。正答するとわかりやすい解説も入った画面に移るので、これは実用的かも。(間違うことはないと思うけど)万一、間違っても再度回答できるし、ビデオをもう一回見ることもできるので安心。
テストが終わるとWEBカメラで顔を撮影する。撮影した後、免許証の写真と顔の認証を行うプロセスがあり、これで本人確認をしているようだ。この認証プロセスは、途中にある各2回のテストのあと、そして最後に1回の合計3回。30分のビデオだし、これはちょっとやりすぎだと感じる。
無事に受講が完了すると【受講状況確認】ボタンがあり、「優良運転講習が終わりました」という証明書が表示される。小さな達成感。スクリーンショットとスマートフォンで記録を残してしまった。
実際にやってみて感じたこと
ビデオ視聴は実に快適。隣に人がいないので気が散らないし、会場とは異なり音声も聞き取りやすいし、近くにあるので画像もよく見える。
講習動画の前半部分は、都道府県によって変えている部分だと思う。対面形式だと、公安委員会のおじさん(おじいさん?)が語っている部分。ぜひ、他府県の動画も見たい。交通事情や事故状況がわかるので、旅行でレンタカーに乗るときに役立つこともあるはず。純粋な好奇心による興味もある。
あと微妙に気になることは、マイナンバーカードに免許証の番号が紐付いたこと。まぁ、どうってことないけど、個人情報をどんどん吸い上げられることへの心理的抵抗感はなくもない。
未来に向けてどんどん変わっていく。漠然とした不安感や抵抗感はかえって邪魔になる。割り切ろう。
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