理不尽なことはたくさんあります。イヤになるくらい。ただ、これは今に始まったことではなく、太古の昔からあるらしい。だから哲学があり、マネジメントの指南書もたくさんあるのでしょう。
避けては通れない道であり、上昇気流にあった失われた10年間で目をそらしてきたツケがいまだに抜けきれない。
核となるのは倫理、モラルです。私利私欲にかりたたれることなく、目先の利益に惑わされることなく、やっていけるかどうか。これだけです。
ある意味、知識やスキルを身につけるよりもずっとずっと厳しく辛い道のりかもしれません。しかし、”自分に正直にあること”、”他人にも素直であること”、”人の気持ちを理解できること”がベースとなっていることであり、人間として普通のことができれば良いだけでしょう。
雪国に住んでいると冬になれば接点が増えてきます。朝の雪かきなど。近所付き合いをしていると、人としての生き方を考えさせられます。企業だって単なる組織であることは変わりはありません。利益を追求すると何が変わってしまうのでしょう?
■危機に瀕するIT業界の「モラル」[日経コンピュータ]
エンジニア個人に関して言えば,モラル以前に常識や知識不足が問われるべきだろう。B氏が憤るのは,こんなエンジニアを平気で客先に送り出すベンダーの姿勢だ。「当病院は要求仕様を伝え,ベンダーはその要求仕様を満たすシステムを開発する。こうした契約を結んだ以上,ベンダーはしかるべきスキルを持ったエンジニアを出す責任があるはず。ベンダーとしての誠意が感じられない」(B氏)。これも組織としてのモラルに欠けるエピソードと言えるだろう。
■“理不尽”と戦う準備はできていますか?[ITpro]
あるメガバンクのシステム部門に所属している友人から聞いた話である。
この友人は大学卒業後,このメガバンクの前身である大手都銀に入行。約2年の営業担当を経てシステム部門に配属され,SEとして様々なシステム案件を手がけてきた。
筆者は以前,この友人と会うたびに,彼が所属するシステム部門の保守的な文化や,部下の提案に聞く耳を持たない上司の愚痴などをよく聞かされていたのだが,その友人がある時,「もう我慢できない」と漏らしたことがあった。それは今から数年前,彼が勤務する大手都銀が別の大手都銀と経営統合することになり,両行のシステム部門がそれぞれシステム統合に向けた準備に着手した頃だった。
■個人主義のあり方の変化~すすむ「私化」[JMR生活総合研究所]
個人主義に着目すると、三カ国にはどのような特徴があるだろうか。
三カ国の社会に対する個人の態度をみてみた。日本は権力への遠心性が強い「自立化」と「私化」が多い。米国は権力への遠心性が強く、独自のネットワークを形成し互いにコミュニケーションをとろうとする「自立化」が圧倒的に多い。中国は求心的・結社形成的な志向を持ち、自発的な集団を形成する傾向が高い「民主化」が多いという特徴がみられる。
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