スポンサーリンク

金融関係システムのプロジェクト

”景気回復”という言葉になんとなくウソくささを感じでしまいます。従来の景気回復と違って、ほとんど横這い状態、四捨五入ゼロという状況でも、数値上は”上昇”に転じていますので、”景気回復”とみなすことは、統計学上は問題ないかもしれません。ただ、論理的にどうであれ、心理的にはどうも素直に受け入れがたいのです。
そうは言っても、設備投資や金融投資への勢いは増してきているもの事実のようです。一時期は、銀行を叩けば雑誌・新聞が売れるという状況でしたが、最近は景気回復をアピールするために、おおっぴらな叩きは少なくなってきたようです。
ただ、銀行の殿様経営には深くメスを入れるべき。ここまで顧客を無視した経営が許されるのは異常としか言いようがないのですから。何をやるにもバカ高い手数料を取って使いにくい住宅ローン、あいかわらずノロい窓口や書類処理、進化のないインターネットバンキング、目立った新商品も出ない貧困さ。お金を借りる立場を弱者として扱っているようにしか思えないのは、ヒガミでしょうか。
そんな銀行だから、やはりお金はたくさん持っています。不景気の中であっても、システム開発への投資は他の業種とは比べ物にならないほど”無駄”な投資をしてきています。一方、新しい試みもやってきているようです。ベンダーやメーカーの動きをウォッチすることで、とても興味深い事実が目の前に現れてきます。金融パッケージの導入はどのような結果になるのか? 来年からが勝負のときになりそうです。
日本ユニシス、鹿児島銀行からWindows勘定系を受注へ[nikkeiBPnet]

日本ユニシスは6月12日、鹿児島銀行がWindowsで動作するユニシス製勘定系パッケージ「BankVision」の採用を内定したと発表した。 Windows勘定系の導入決定は、セブン銀行、百五銀行(三重県)、紀陽銀行(和歌山県)、筑邦銀行(福岡県)、佐賀銀行、十八銀行(長崎県)に続いて 7行目となる。

新生銀行のインターネット・バンキング、7時間にわたりアクセス障害[日経コンピュータ]

4月24日、新生銀行のインターネット・バンキングでアクセス障害が起きた。9時ごろから16時ごろまでの間、インターネット・バンキングのサービスにアクセスするための「ログイン」画面を表示する際に遅延が発生。一部のユーザーは、「ログイン」画面が表示されずに、サービスを利用できなかったという。

「公開とオープンソースが金融システムこれからの標準」GMOインターネット証券[ITpro]

5月12日,GMOインターネット証券が株取引サービスを開始した。APIの公開などのWeb 2.0的なアプローチと,オープンソース・ソフトウエアの徹底活用による低コストがその特徴だ。株取引ツールのソースコードも公開する予定という。高島秀行社長と笠原正寿フロントシステム開発プロジェクトリーダーにその全容を聞いた。

北海道の6信用金庫が日本ユニシスと共同で障害時の対策を強化[日経コンピュータ]

北海道の六つの信用金庫(旭川、札幌、空知、苫小牧、北海、室蘭)は、今年3月末に発生したシステム・トラブルの抜本的な再発防止策を、4月から実施している。対策の骨子は、(1)障害時における取引量の制限強化、(2)運用体制の強化、(3)障害時の復旧方法の変更だ。6信用金庫は、日本ユニシスのアウトソーシングセンターを利用しているため、ユニシスも全面的に協力している。

北都銀行が富士通の勘定系パッケージ「PROBANK」を採用した新システムを稼働[日経コンピュータ]

秋田県の地方銀行である北都銀行は5月8日、新しい勘定系システムを全面稼働させた。新システムは、富士通の地銀向け勘定系パッケージ「PROBANK」を採用。富士通製メインフレームで動かしている。PROBANKの稼働事例は、2003年9月の東邦銀行(福島県)、2005年5月の清水銀行、今年1月の西京銀行に続いて4行目。

ソフトウエアを“見える化”する[日経エレクトロニクス]

 ソフトウエア開発は,なぜ混乱しやすいのでしょうか。長年,大手電機メーカーで鉄道や銀行の大規模システムを開発してきたベテラン技術者にこのように尋ねると,その技術者は一言「ソフトウエアは見えないからだ」と答えました。
 単純な答えですが,成果物が見えないことが混乱の大きな原因であるのは確かです。機器のハードウエアなどは,どこにどんな部品があり,どのように組み合わさっているか見ればわかります。建物についても,様式や型(アーキテクチャ)を内外観で判断できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました