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原点回帰

雪の円山歴史は繰り返すと言います。
まさに、多くの人から最先端であると勘違いされているオープン系は、やっとメインフレーム系に追いつきつつあります。基本的なインフラ技術はもちろんのこと、開発技術についてです。
恐竜であり時代遅れだと酷評されていますが、それはものごとの本質を知らないゆえに発せられた無責任な言動だと判断しています。
 ・コーディング規約を作ってそれを遵守してもらう
 ・上流工程での企業活動全体の把握してからシステムを構築に着手する
 ・品質確保のために組織的な対応を行う
どれもメインフレーム系では当たり前のことであり、20年以上前に確立されていたことばかりです。
誰もがコンピュータを操作するわけではなかったため、しっかりと基礎や原理を学び、理論的に開発技法を発達させてきたのがメインフレームです。
これに対して、なんとなく操作することができるので、表面だけをなぞっただけて有頂天になり、感覚のみで場当たり的な開発を進めてきました。パーソナルレベルでは極めて正しい選択ですが、エンタープライズではとうてい通用する作法ではありません。
メインフレーム系はF1、オープン系はワークスマシンとなぞらえてもいいかもしれません。より速く、安全に走らせるにはF1技術を取り込みながら、自らを発展させていくワークス精神が大切なのではないでしょうか。無茶な取組では速く走れませんし、いたずらに事故を誘発します。
このような観点から、原点回帰を真剣に考えるべきだと考えています。
メインフレームはその進化を止めていません。是非、コンピュータサイエンスとして波に乗り遅れないようにキャッチアップすべきだと思います。
ILM──新たなデータ管理手法の“価値”を見極める[CIO Magazine]
~情報の最適配置が企業にもたらすメリットとは~

昨今、まったく新しいデータ管理手法としてILM(Information Lifecycle Management:情報ライフサイクル管理)が注目を集めている。増大し続けるデータ、そして厳しく求められるコンプライアンス、それらに対応するための“切り札”とも目されるこの技術は、果たしてベンダーが主張するほどの効果を秘めているのだろうか。本稿では、その真実を探るべく、米国企業の取り組みを通して、ILMの“いま”を検証してみたい。

【上級】変化に強い情報システムを作る 第2回(前半)[日経システム構築]
 上流設計段階での手法/概念データモデル
 —拡張性向上のカギは企業活動全体の把握とDB設計

経営ニーズに即応できるシステムを作るポイントはモデリングによる上流工程での企業活動全体の把握と,それを反映したデータベース(DB)設計にある。ビジネス活動をデータベース更新規則のソフト部品として作り込み,ソフト部品を組み合わせてアプリケーションを作れば,システムは疎結合になり拡張性が高くなる。

【中級】生産性と保守性を高めるコーディング規約の実際(後半)規約の具体例[日経システム構築]
 —電通国際情報サービスが策定した「Javaコーディング規約2003」を例に
 規約の重要性と内容を解説

ISIDがJavaコーディング規約2003を導入した目的は,プログラマが規約を遵守し,それをSEや品質管理者がチェックすることで,保守性の高い良いコードを作成することである。しかし,実際に導入してみると,予想していなかった大きな効果があった。それは,プログラマに良いコードを書く「意識」が根付いたことである。自分のソースコードが品質管理者にチェックされることを意識するようになったからだ。
 また,プログラマがJavaコーディング規約2003を遵守することで保守性以外の品質にも効果が表れている。例えば,スレッドや文字列,ストリームなどに関する規約を守ることでコーディング・ミスが減り,プログラム全体のバグが減少した。ソースコード・インスペクションにより,多くのコーディング・ミスを実装工程で発見できるようになったのも大きなメリットである。

国内のITIL資格取得者が1万人を突破[日経コンピュータ]

システム運用のフレームワークであるITILの認定資格試験などを実施する、エクシン・ジャパンは2月27日、日本におけるITILファウンデーション認定資格者が、1万人を超えたと発表した。実際には2005年11月24日に1万人に達し、すでに2005年末の時点で合格者は1万1000人を超えたという。エクシン・ジャパンは、世界でITIL認定資格試験などを実施する、エクシン・インターナショナルの日本法人である。

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