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システム設計ポリシーについて

TV塔200603いかにしてシステム障害に備えるか、そして、起こってしまった場合にどのように対応をしていくか。システムを設計する際、これは大きなウェイトを占めます。
設計ポリシーに密接に関係しており、経営指針から深く影響を受けることになります。この設計ポリシーを誤ると、経営活動そのものに打撃を与えてしまいます。つまり企業姿勢や顧客満足度に直結してしまいます。
ITのプロから見て技術的には極めてくだらないトラブルが発生しました。日銀の発券システム障害です。情報処理技術者試験の問題に出題される程度のレベルですが、なぜか日銀で発生しました。
もっと大きな設計ポリシーもあります。ディザスター・システムと呼ばれる災害対策です。バックアップサイトにあるシステムの再立ち上げに視線が移りがちですが、本当に気をつけなくてはならないのは、ビジネスの継続にあります。場合によっては、社会状況に合わせてサービスの縮小や変更が必要になりますし、期限変更のなどの規約変更も必要になることもあるかもしれません。
単なる技術崇拝や技術バカになってしまうと、見落としがちの過ちであることで、両社は同じ落とし穴にはまってしまう危険が隠れています。
日銀の発券システム障害はLAN高速化が引き金[日経コンピュータ]

日本銀行は3月7日夜、昨日から続いていたシステム障害が復旧したと発表した。8日の午前8時から通常通りの業務を開始する。障害が起きたのは6日午前。埼玉県戸田市にある発券センターでのコンピューターの処理に遅延が発生し始めた。

大規模な災害やシステム障害の発生時にどう事業を継続するか[nikkeibp]

日本でも阪神淡路大震災の教訓を生かし、2001年にJISQ2001として「リスクマネジメントシステム構築のための指針」が制定されている。この指針で示すリスク対策は時系列的なもので「事前対策」、「緊急時対策」、「復旧対策」の3つに分かれ、総論的なものとなっている。こうした指針も含め、日本企業が防災に取り組む場合、主に自然災害を想定して、その災害に対する対策を講じることが多い。これに対してBCPは、どのようなリスクが現実化しても重要業務を継続させるという目的意識を持って策定されている。つまりBCPは事業継続という視点に絞って、重要事象を洗い出し、対策を立て、行動計画を策定し、統合的に運用・管理していくものである。これまでの日本企業および政府の防災対策とは視点が大きく違う。

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