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人を動かすことは誰にとっても大事

人を動かすことはとても重要なことであるにもかかわらず、軽視されているように思います。
それはリーダーの役割だ、それはマネジャーの役割だ、それは部長の役割だ、などどたらいまわしになる。 人を動かすことは役割でもないし、仕事でもない。
もっと普通に考えれば良いのではないか。
何か困ったことがあれば助けてあげる、助けてもらう。何かわからないことがあれば教えてあげる、教えてもらう。これだけのことで、『人をそういう気持ちにさせる』『人に対してそういう気持ちになる』ということ。
仕事は一人でできるという誤った思い込みはどこでおきるのであろうか? 技術だけを叩き込もうとするIT教育の現場にその要因があると思っている。もちろん、「一人でできる」ことはすべてのスタートであり、プロフェッショナルであることの第一歩となる、基礎である。 ただ、ここでとどまってはいないか?
先輩やリーダーの後輩との係わり、ひいいては職場との係わりになんらかの要因があるはずである。一人でできるのなら組織を組む必要もないし、在宅勤務で片付けるべき。しかし、そんな簡単な問題ではない。仕事、特にITの現場はサッカーや野球と一緒である。声をかけながら、状況変化に対応しつつ前進することが求められる。
ここを理解していないプレイヤーも問題であるが、でしゃばって手柄を横取りしようと目立つことを第一とするフィールドリーダー、口だけの監督が現場を疲弊させる。
だから、もう一度確認しておきたい。
人を動かすのは”理”だけではなく、”情”であり”姿勢(スタンス)”である。ここに着目すれば、リーダーやマネジャーを動かすことも、プレイヤーにも可能であり、むしろ場の活性化を考えれば、どんどんやるべきことである。ひたむきに正しいことを求める姿勢、抜かりのない検証行動、周囲への貢献、やりがいを感じる笑顔、など愚直な行動こそが人を動かす。
自分の役割が広がるし、認知も評価も高くなる。そして、場にダイナミクスをもたらし、機動的になり、元気になる。何よりも自己有用感が味わえることで自分の成長につながる。
遠慮することはない。相手の立場にたっていろいろと考えたら、行動あるのみ。
第1回 人を動かせる人材は,どの会社でも必要とされる[ITpro]

Q:人を動かすことが大切なのは,マネジャーやリーダーだけでしょうか。それとも,誰にとっても大切ですか。
A:間違いなく,誰にとっても大事です。どんな人であっても,一人だけで仕事をすることはほとんどありません。ほぼすべての仕事は,人と一緒に進めていくものです。
 入社したての新人なら,先輩や上司に仕事を教えてもらったり,仕事のチェックをしてもらいますよね。分からないことを同僚や,社外の人,パートナー会社の人に聞くこともあるでしょう。
 こうした「教えてもらう立場の人」「指導してもらう立場の人」に必要なのは,気持ちよく教えてもらえるように,先輩や上司に働きかけることではないでしょうか。聞く態度が悪い,生意気な態度をとる…こんな行動をとるようだと,仕事を教えてもらいにくくなるでしょうね。これは「人を動かせていない」状態だと考えています。

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