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組織について

組織力、職場力ということばを良く耳にします。昔は、社会人として恥じない行為を求める場所、強いチームワーク発揮する場所といった漠然としたイメージではあるものの、チームメイトに暗黙のうちにある種の行動を求められるのがチームであった。
似ている言葉を調べてみると、このようなものがあった。
組織とは、”特定の目的を達成するために、諸個人および諸集団に専門分化された役割を与え、その活動を統合・調整する仕組み。または、そうして構成された集団の全体。また、それを組み立てること。
寄りあいとは、”話し合いや親睦のために、人々が集まること。また、その集まり。”
集団とは、”ある共通の目的をもち、相互に依存関係をもつ人の集まり”。
群衆とは、”むらがり集まった多くの人々。また、むらがり集まること。”
団体とは、”同じ目的を達成するために意識的に結合した集団。法人・政党など。”
集会とは、”ある共通の目的のために、多くの人が一定の場所に集まること。また、その集まり。寄り合い。”
組織がやたら長い文面になっているのは、何やら思い入れがあるのでしょう。
バーナードによると、組織が組織であるために必要な要件は次の3つであるとのこと。
 1.共通の目的があること
 2.一緒に働こうという意欲が沸いてくること
 3.コミュニケーションがとられていること
私はこの中でも3.コミュニケーションが最も大切だと思っています。私流に言えば、本音のコミュニケーションのこと。コミュニケーションというと聞こえが良いし、誰も否定できないキラーワードです。だからもうちょっとコミュニケーションについて見てみましょう。
まず、忘れてはならないのは、双方向であること。ついつい伝えることに重点を置きがちですが、本当はどのように受け取られているのかが大切であって、どう伝わる/伝わったかに気を取られてはいけないということ。
次に、伝え合うために使うツールは言葉だけではないということ。表情、アイコンタクト、身振り手振り、息遣いなども重要なツールである。相手の顔も見ずに、ただただ一生懸命に、正確に伝えようと力を尽くすことは無意味です。相手のうなづきや表情を見逃してしまうから。
そして、最後は、何を伝え合うかです。それは、知・情・意の3つです。すなわち、知:情報・ロジカルな内容、情:気持ち・非ロジカルな内容、意:意図・意思。気持ちを伝え合うことは、利害が絡むと難しいもの。意になるとさらに難しい。相手の意図をつかむには、相当の相手への共感と理解が必要になるからです。
では、本音のコミュニケーションとは、何か? 言いたいことは遠慮せずに言え、相手への配慮も忘れない。論理的に伝えることができており、率直な気持ちのやり取りができる。こんなことを言うと否定されるかもしれないなという恐れから、自分の意思を隠してしまうことがない。このような関係です。うまく言っている組織(チーム)は自然にできていることだろうけど、職場は多種多様な価値観と企業から構成されているので、意識的にコミュニケーションの場を作るようにしないといけない。
全員が「明るい、楽しい」と感じるチームにしたい[@IT]

コミュニケーションは、コミュニケーションを取る相手の違いから2つに分類されます。1つは、他者とのコミュニケーション。もう1つは自分自身とのコミュニケーションです。

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