専門家に聞く、CIOが備えるべき職業倫理

PMPを取得している方、あるいはPMP合格に向けて勉強している方は、PMBOKやPMIの理念に触れると、”倫理”というものをとても大切にしていることに気付くと思います。当然のことながら、PMP試験にも倫理に関わる問題が出題されます。
倫理とか使命とか、仰々しく感じるかもしれませんが、とても大切な概念ですし、業務に関わるときには常に意識すべきことです。究極は、意識せずとも血肉となり身に着いていることが理想なのでしょうが、なかなか難しいですよね。
まずはしっかりと意識して、どっぷりと倫理の流れに巻き込まれることです。こうすれば、少なくとも仰々しく感じてしまうことはなくなります。
■あなたは、自分の“倫理観”に自信が持てますか？
　～専門家に聞く、CIOが備えるべき職業倫理～

企業にとって、今や「倫理」は決して無視することのできない重要なテーマである。不祥事を起こした企業／組織に対して、法的制裁よりもダメージが大きいほどの社会的制裁が加えられていることからも、それは明らかだろう。そして、こうした倫理重視の流れは、情報やデータ、システムをつかさどるCIOたちを、ある種のジレンマに陥らせつつあるようだ。そこで本稿では、倫理学の専門家であるラリー・ポネモン氏に協力を仰ぎ、倫理に関するさまざまな悩みを抱えているCIOからの質問に率直に答えてもらった。本稿が、企業倫理の問題にどう立ち向かえばいいかでお悩みの読者諸氏に、解決の糸口を与えることになれば幸いである。