Googleは単なるベストプラクティスという下腿ではなく、データを集積して分析した後に研究論文という形で、人事プロセス、働き方を改善するためのグーグルの手法、研究、ツールを紹介している。
たとえば、その中にある『「効果的なチームとは何か」を知る』というテーマでは、8つのステップ、2つのツールを紹介している。
Google のピープル アナリティクス チームは、「Project Oxygen」というリサーチ プロジェクトによって、「優れた上司の条件」を突き止めることに成功しました。このプロジェクトの成功を受けて、Google の研究者はその後、Google 社内で効果的なチームの特徴を明らかにするため、同じ手法を用いて新たなリサーチを実施しました。アリストテレスの言葉「全体は部分の総和に勝る」(Google の研究者も、「従業員は単独で働くよりもチームで働いた方が大きな成果を上げられる」と考えています)にちなみ、「Project Aristotle」と名付けられたこのプロジェクトの目的は、「効果的なチームを可能とする条件は何か」という問いに対する答えを見つけ出すことです。
ひとつひとつのテーマがどれも読み応えがあり、理論的な背景もわかるので活用できると思う。ただし、すべてにおいて共通しているのは、小手先の導入ではうまくいかず、組織風土や文化を変えていくことが必要なこと。腰を据えて本気で取り組めば絶大な効果が生まれるであろう。
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