iPhoneは単なる携帯電話でもなく、今はやりのウルトラノートブックやネットブックでもない。使ってみるのが一番であるが、進化したPalmコンピュータとでもいえるのではないか。
思考を止めることなくすんなりと使える。また、レスポンスが期待通りであり、動作が目の前で起きている物理的事象に近いこともあり、おかしなひっかかりもない。
先日、生命保険会社が営業端末としてiPhoneを導入することを決めた。
あとは、どう使うかである。PDAではない、組織的戦略実現のためのツールであるから、使い方や使う人に求められること、そしてなによりも標準化した対応など、運用面や仕組みの面で工夫が必要となる。ツールマネジメントである。
残念ながら、この部分はアップルがもっとも苦手とする部分である。どう補っていけるか、このノウハウは今後のビジネスモデルを作るうえでも重要な一歩となるであろう。
■AIGエジソン生命がiPhoneを100台導入、営業社員の支援用途に試験利用
[日経コンピュータ]
社外で顧客の契約情報を確認したり、メールを送受信したりするなどの用途にiPhone 3GSを利用する。AIGエジソン生命は今春から契約内容照会システム「FUSION(フュージョン)」を稼働した。顧客の契約内容や解約返戻金を閲覧できるシステムで、顧客のサポートや契約交渉に活用している。このシステムとiPhone 3GSを連携させ、容易に情報を照会できるようにする。
■生命保険業界初、営業支援システムに「iPhone 3GS」を活用
[AIGエジソン生命保険株式会社] ※PDF形式ファイルへのリンクです
■iPhone 3GS を活用した主な機能
1.ご契約内容の照会機能強化
2.営業支援サイトとの連携強化
3.社内メールシステムとの連携
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