ＰＨＰが最注目されている。
といっても、Java同様、知らず知らずに、どこかしこに使われている言語であり、実感することは少ないかもしれない。ただ、開発者にとっては、どのような環境でシステムが構築されているのかを知っていることは極めて重要なことである。言語を使いこなせることは、システムの性格や開発効率性、保守性をつかむ重要なファクターであるから。この意味で、プログラミング言語や開発・稼動環境は、できるかぎりたくさん、可能であれば有名どころはすべて活用できるレベルまで知っていることが望ましい。
さて、クラウド時代のＰＨＰであるが、これはＷＥＢ２．０といわれていたマッシュアップ環境がＰＨＰ環境で構築されていることが、注目を集めている要因である。データベースアクセスの親和性は極めて高く、開発用標準化ライブラリもたくさんある。セッション管理などHTTPとの親和性も高い。
これからサーバサイドに重きが置かれるようになることは確かである。メインフレーム技術者のノウハウを生かすチャンスである。
■PHP開発者もクラウド開発を始めよう！［＠ＩＴ］
「PHPでは、これまでに数多くのオープンソースのWebアプリ（例えばWordPressやPukiWikiなど）が作成されてきており、企業としても既存の資産が生かしやすいこと」を理由として挙げた。さらに、「確かにWindowsサーバ上にPHPアプリを乗せる事例は、Linuxの例ほど多くはない。しかしWindowsサーバを使うことで、社内ネットワーク環境をWindowsプラットフォームに統一でき、これにより運用・管理コストを減らせる」と語った。それがクラウドOSのWindows Azureともなれば、Windowsサーバの運用・管理はほぼ自動化されるので、システム開発企業は「アプリ開発だけに集中できるようになる」（亀本氏）というわけだ。
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