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多重下請け構造のソフトウェア業界

あいかわらず3K業界として悪名名高いIT業界。バブル期にはSEというだけモテモテだった時期があったなんて、まるでウソのようです。できれば美しい誤解は解けないで欲しかった。
現実は目の前に広がっており、こんなバカなことばかりも言ってられません。そもそもなぜ、3Kといわれているのか? 先を考えずに単なる人出し産業だと勘違いしたIT企業が多数参入したことがもっとも大きな要因だと思います。
人を育てるとることもせず、自己啓発に頼り切り、ビジョンも見せずに、単価x作業時間の目の前の収益に一喜一憂して、企業を経営している。これが現実であり、このような企業があまりにも多い。ここでは技術者の未来はなく、単なる駒になる。
技術者もそれで良しとする風潮も無きにしもあらず。行き場のなくなった人たちがIT業界に集まることも否定できません。「初心者歓迎」の一言に誘惑されて、自分自身の未来にすら目が行かない。
働き方が多様化し、働く人の価値観はさまざまです。だからこそ、雇用者も労働者も、しっかりと自らの夢・ビジョンを描き、それに向かって突き進むことが大切なのではないでしょうか。もっとこだわってこだわって、こだわりぬいて、自己満足に終わらせることなく、広い視野で見つめること。また、自身の視点を磨くこと。
制度に頼らず、自分たちの手でより良い環境を手に入れることが、成功への道なのでしょう。苦しく、難しい。だけど、やらなければ生きている意味はないのかもしれません。
“労働ビッグバン”は派遣労働者の味方だ

経済財政諮問会議は2006 年11月30日,第27回会議において労働市場の規制緩和である“労働ビッグバン”などを提言,派遣労働者にとって“福音”となり得る興味深い案を提示した。「派遣期間の制限を撤廃することにより派遣労働者がクビになる可能性を減らす」というものだ。この規制緩和が実現すれば,終身雇用と同様,派遣労働者が同じ会社に終身勤務し続けることも可能になる。

ソフトウエア・ファクトリーは「バズワード」か?

2003年くらいから,日本でも多くの大学で始まった「MOT(Management of Technology=技術経営)」。米国で始まった教育カリキュラムだが,1980年代以降に,米国メーカーが日本のメーカーに追い付き追い越すために,日本のメーカーが現場で実践していたことを学問として体系化していったカリキュラムも多い。これは,日本の製造業の強さを示すエピソードの1つである。トヨタに代表される日本の製造業の強さは今でも健在だ。

「下請けいじめ」防止にガイドライン作成 経産省

経済産業省は鋳型、鍛造メーカーなど「素形材」の業者向けに、親事業者による下請法上の違反行為を防止するための指針(ガイドライン)をまとめた。親事業者が一方的な都合で下請け代金を減らすなど、違反の可能性がある実例を示す。

日本人材派遣協会:下請事業者への配慮等について(厚生労働大臣/経済産業大臣)

年末の金融繁忙期を迎えるにあたり、下請事業者の資金繰りが厳しさを増すことが懸念されますことから、下請業者の現在置かれている状況を十分ご理解いただいた上で、下請中小企業振興法にも基づく「振興基準」の遵守を通達されております。

コメント

  1. No More Big Bang より:

    >人を育てるとることもせず、自己啓発に頼り切り、ビジョンも見せずに、単価x作業時間の目の前の収益に一喜一憂して、企業を経営している。
    労働ビッグバンが現実になれば、人間を使い捨て駒にする風潮がますます高まるでしょう。
    asahi.com: 規制改革会議が最終答申、教委設置義務の撤廃盛れず – 教育
    http://www.asahi.com/edu/news/TKY200612260364.html
    asahi.com: 派遣の直接雇用義務の撤廃、規制改革会議も答申へ – 就職・転職
    http://www.asahi.com/job/news/TKY200612050419.html
    asahi.com: 派遣労働者の直接雇用、政府の義務撤廃を検討 経財会議 – 就職・転職
    http://www.asahi.com/job/news/TKY200612010007.html
    契約社員らの正社員化規定を削除 労働契約法素案
    http://www.asahi.com/job/news/TKY200611240373.html

  2. No More Big Bang より:

    No More Big Bangさん
    コメントと情報をありがとうございます。
    >労働ビッグバンが現実になれば、人間を使い捨て駒にする風潮がますます高まるでしょう。
    確かにそのような危険性を含んでいるかもしれません。制度の持つ両面性なのでしょうか。
    現場の人がどれだけ真剣になって制度の目的を理解して運用していくか、にかかっているのではないでしょうか。現状でも、人を駒のように使っている人が山ほどおり、その中には、その事実に自分自身が気付いていないことが少なくないようにも感じます。
    「何のために働いているんですか?」という問いに対して、戸惑ったり、そもそも無益な問いだという反応もありますから。
    だからこそ、「制度を活用する現場のマネジメントを信じたい。」「自分の意思で一生懸命働いている人を信じたい。」という気持ちです。

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