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ポリシーのない情報共有は公害

砕石の山と雪”情報共有”というマジックワードは恐ろしいと感じています。
なんでもかんでもメールで情報を回覧したり、ファイルサーバに情報を蓄積していく。
これはまったくの誤りです。”情報共有”とは”情報洪水”を引き起こすような行為であってはなりません。必要な情報を厳選して、エッセンスを抽出して共有することが求められていますが、なんでもかんでも情報を投げ合うのは、コミュニケーション放棄であり、無責任な行動であることは否定できません。
「情報を受ける側のことを考えずに情報を発信する」ことは、たとえ善意で”良かれと思ってやっている”ことであっても、許されない悪であり、明らかに害となります。
必要な情報にたどりつくのに時間がかかるようになる、伝えたいメッセージが不明確になる、判断が遅くなる、モチベーションに影響する、リソースやエネルギーの無駄遣いになるなど、いくらでも良くないことが列挙できます。
一方、良いことも確かにあります。
良くも悪くも早く情報が行きわたる可能性がある、情報量が多くなり判断材料が増える。
データマイングツールを導入して、情報の整理や優先付け、法則や理念の抽出などを行えば前向きな活用もできるかもしれません。
問題は、たくさんの情報を人間の手でハンドリングさせることをリスクと考えているか否かです。
SOX法の観点から判断すると、無秩序な情報の氾濫はリスクが増大することは明らかです。
慎重に考えるべきタイミングにあるようです。
情報共有を超える新提案、情報マネジメントとは何か[@IT]

「情報セキュリティ」「個人情報保護」と矢継ぎ早に突き付けられるコンプライアンスの要求は、リスクという視点から情報の重要性を高めてきた。そして2008年に施行ともいわれる日本版SOX法は、これまでよりいっそう高度な情報管理を求めてくる。

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