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北海道ITレポート2005

北海道経済産業局が平成17年度北海道情報処理産業実態調査の結果をとりまとめた
北海道ITレポート2005(PDF)」としてダウンロードできます。
概要とポイントについて引用をしながら、要約と簡単な説明を加えます。


構成(目次)
第1章:北海道情報産業の現状と課題
第2章:北海道情報産業の戦略的成長に向けて
第3章:匠の技をもつエンドユーザー対応型企業

問い合わせ先
 北海道経済産業局 地域経済部 情報政策課
 札幌市北区北8条西2丁目 札幌第1合同庁舎
  TEL.011-709-2311<内2565、2566> / 直通TEL.011-700-2253 / FAX.011-707-5324
  Email:hokkaido-joho@meti.go.jp


【調査の背景と概要】
■調査対象
 北海道内に事業所を有し、情報処理産業を営んでいると推察される1,190事業所を対象に調査票を郵送し、392事業所から有効回答を得た(回収率32.9%)
 ⇒ 少し回収率が悪いですね。。。
■北海道情報産業の概観
 昨年の調査で初めて売上高3,000億円を突破した北海道の情報産業は、2004年度(平成16年度)の売上高が3,172億円と4年連続で増加する一方、従業員数は、17,346人と前年横ばい。
■売上高と従業員数の順位
 売上高を道内工業出荷額と比較すると、第5位の鉄鋼業に次ぐ位置にあり、工業出荷額合計の6.0%を占める産業規模となっている。ちなみに1位は食料品製造業で、その額は情報処理の5倍以上。
 従業員数は、情報産業が労働集約型産業であることから、食料品製造業に次ぐ第2位の雇用規模。でも5分の1以下。
■北海道情報産業の特徴
 ・業務種別では、受託開発ソフトウェアの割合が高い
 ・顧客別では、同業他社やコンピューターメーカーからの受託
 ・いわゆる下請受注構造となっている。
 ・道内企業では、道外事業所を中心に営業部門の人員を増加させ、営業力を強化している
 ・離職率が高い
 ・システムエンジニア(SE)やプログラマの不足感が高いことから、中途採用や業務の外部委託等で対応している
【情報産業の現実】
■北海道情報産業は、売上高3,172億円と4年連続で増加、従業員数は横ばい
■道内企業と道外本社事業所の一人当たり売上高格差は1.4倍に拡大
札幌市に売上高・従業員数の8割以上が集中
  札幌市内では、道外本社事業所や道内大手企業の立地が多い中央区に集中
  比較的規模の大きい開発センターが集積している「札幌テクノパーク」の所在する厚別区が続く
■売上が増加するソフトウェア業、減少する情報処理・提供サービス業
■受注単価が引き続き低下する中、受注量の増加が売上高増の要因
■ソフトウェア業は増益企業が多い一方、システムハウス業の6割が減益
■売上高の4割は、依然として同業他社とコンピューターメーカー向け
■採用者が大幅に減少する一方、他産業に比べ高い離職率
  ・16年度の採用状況をみると、全体では1,098人となり、15年度(1,358人)と比べ19.1%減少
  ・とりわけ新卒・技術系の減少数(146人減)が大きくなっている
  ・離職者数は1,026人と、15年度と比べ2.3%増加
  ・離職率は5.9%と道内全産業(事業所規模5人以上)の離職率2.5%を大きく上回っている
【情報産業の未来】
■株式を上場して優秀な人材を確保する
■海外提携目的はアウトソーシングから市場拡大にシフトさせる
■今後有望な技術分野はWEBサーバ/システム/Linux・UNIX/セキュリティ
■ユーザー対応重視の成長戦略モデルを作り上げる
少し長くなってしまいましたので、細かなコメントと意見は次回に。

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