この記事では、ICT総研による調査結果から日本におけるSNS利用者の動向をみてみたい。
ICT総研の調査から見た日本国内のSNS利用者の動向
ICT総研の下記レポートからの引用を中心に進めていきます。
利用者数
データによると利用者の数はどんどん増加している。それにしても、「2017年末の国内ネットユーザーは1億12万人と推定」とは、こんなに多いとは驚いた。
日本国内におけるSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用者(アクティブユーザー)は年々増加しており、2018年末には7,523万人に達する見込みだ。2017年末の国内ネットユーザーは1億12万人と推定されるが、SNS利用者はそのうちの72.1%にあたる7,216万人だった。2018年の年間純増者数は307万人となる見込みで、1ヶ月平均で約26万人の利用者が増加を続けている。
年代別利用者数
年代別に見ると、SNS利用者は若者だけではなく高齢者層にまで広がっている。
SNS利用者は元々10代~20代の若年層が多かったが、SNS利用が当たり前になってきたことで40〜60代以上の年齢層にも拡大しており、登録者数・利用者数ともに増加傾向が見られる。このまま普及が進めば2020年末には利用者数は7,937万人、ネットユーザー全体に占める利用率は78.7%に達する見通しである。
主に利用しているSNSとその満足度
想像していた通り、やはりLINEが強い。
SNSの利用目的
『(意思を持って)意見を発信する』場ではなく、『(なんとなく)人とのつながりを感じる』場として活用されており、『論理的なつながり』ではなく、『感情的(情緒的)なつながり』を求めていることがわかる。
また、ビジネスでも使われているが、『双方向のコミュニケーション』よりも『連絡(伝達)』に重きを置いているようである。
参考となるサイト
総務省のデータ
ガイアックスソーシャルメディアラボの記事
※『企業のSNS活用に関するデータ』章で、日経BP社の「平成27年度商取引適正化・製品安全に係る事業 (ソーシャルメディア情報の利活用を通じたBtoC 市場における消費者志向経営の推進に関する調査)」のデータを見ながら、企業のソーシャルメディア利用について考察している。
日経BP社のデータ
「平成27年度商取引適正化・製品安全に係る事業 (ソーシャルメディア情報の利活用を通じたBtoC 市場における消費者志向経営の推進に関する調査)[PDF]
www.meti.go.jp/policy/economy/consumer/consumer/pdf/sns_report_digest.pdf
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