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多重下請け構造は思考停止を具現化したもの

日本では年功序列など様々な利権構造を温存する勢力が多いのか、なかなかイノベーションが起きにくい。若手や女性の活躍やマイノリティの居場所が見つけにくいなど、なんでこんな事になっているのか理解に苦しむ諸外国も多いのではないか。

現状への漠然とした不満と改善する方向への流れはあるにはあるが、力強い反対・反発はなく、遅々としてものごとが進まない。

集団就職の流れを汲む新規一括採用は、「乗り遅れると危ないよ」と国民性に恐怖感として根付いた悪しき習慣。これにのらないと「コスパが悪い」だけではなく、「取り返しがつかない」ことになる。

新入社員研修やマナー研修などは、既存社会にアダプトすることを目指したものが多い。「それがあなたが会社で活躍するための早道ですよ」と。要領の良い人は違和感を覚えても『良い子』のふりをして無駄なく対応する。

ゴルゴ13の名言が心に残っている。それは『1万キロの狙撃』の中にあった言葉。

ルールは常に征服者の都合で決まる。ルールが嫌ならば力を持て。

(生死を彷徨いながら生き抜こうとする姿を見て)そこまでして、生き抜く“価値”ってなに? と問われ、

生ある内に、それを放棄する事は俺のルールには、ない。

要は、まず自分自身がどうありたいのか? を考えることが大事。

裏を返せば、制約にとらわれることなく、やってみること。

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