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IT専門家は毎年1割減る

”技術はどんどん専門家/複雑化の道をたどる。”これはどのような職種でも業種でも同じようなことがいえること。音楽や美術の世界は顕著ですよね。技術の発達が表面的な真似事を許しても、真髄の部分、ハートの部分まではマネできない。
デスクトップミュージックがいくら発達しても、コンピュータミュージックがどんなに高度化しても、ライブである人間にはかなわない。もちろん、技術の発達も半端ではありません。普通の人が聴いたら人間の演奏だと思うほど、進化しています。それでも機械を扱うのは人間ということは変わりありません。
さて、2010年までにIT専門化が10%ずつ縮小する、という記事がありました。10%というのはずいぶんな勢いです。これだけの経済成長率があったらなんてため息が出るくらい。
専門家というのはどういう人たちのことを言うのでしょう? まだ、スキルや能力、知識はどの程度のレベルまでが必要となるのでしょう? ここがあやふやなままになっていては、何もスタートできません。しかし、ますます高度化して広範囲までカバーしなくてはならないIT専門家は、窮屈な世界でいきなければなりません。何よりも気になるのは、この世界で、いったいどこに喜びを感じればいいのでしょう?
答えは自分の中にしかないように感じます。無責任かもしれませんが、その仕事をどうこなすか、業界でどう生きるかはその人が決めることです。自分の意思で選択し、主体的に動く。誰も助けてくれるものでもありません。だから生きがいを感じるのですから。
IT専門家は毎年1割減る[ITpro]

「市場におけるITスペシャリストの需要は、2010年まで毎年10%ずつ縮小していくだろう」
目を疑う一文である。「縮小」は間違いで,正しくは「伸長」ではないか。最初に見た時,そう思った。この発言は,大手リサーチ会社である米ガートナーのピーター・ソンダーガード リサーチ部門最高責任者によるものだ。「Enterprise Platform」というサイトのコンテンツ,『変わらなければ生き残れない』に,この一文があった。
日本市場を見る限り、上記の一文は当てはまらないように思える。金融機関が巨大プロジェクトを相次いで始めたこともあって、2006年11月現在、日本市場においてITスペシャリストは払底している。毎年10%までは伸びないものの、間違いなく需要は増えつつある。
10月半ば、ソンダーガード氏にお目にかかる機会があった。早速,「市場におけるITスペシャリストの需要は,2010年まで毎年10%ずつ縮小していく」という予測について解説してもらった。ソンダーガード氏によると,この予測はシステム開発とか,セキュリティとか,基本ソフトの維持管理といった,技術に特化した専門スキルに加えて,ビジネスのスキルを市場が求めている,ということを裏返しに表現したものだった。

自力をつけて「満足」を勝ち取るエンジニア[ITPro]

 「鶏が先か,卵が先か」。
一瞬,そんなことを考えた。ITエンジニアのスキルや労働実態・意識に関する調査の結果を見たときのことである。その結果とは,「スキルレベルの高い回答者ほど,IT業界に入って良かったと思う人が多い」というものだ。
これを素直に解釈すれば,「スキルレベルの高い人ほど,やりがいのある仕事や高収入などで報いられるケースが多いため,IT業界で仕事をすることに満足している人が多い」と見ることができる。いや,それとは逆に,「IT業界で仕事をすることに満足している人ほど,自分のスキルを磨いてより高いレベルに到達した人(あるいは到達しようとする人)が多い」と考えることも可能だろう。

「日本をITガバナンスで世界のトップにしたい」,日本ITガバナンス協会が設立[日経コンピュータ]

「ITガバナンスにおける知識を海外と共有し、ITガバナンスの定着と普及を促進する」。11月17日、ITガバナンスの普及を目的とした「日本ITガバナンス協会(ITGI Japan)」の設立会見で、日本ITガバナンス協会の初代代表を務める青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科特任教授/みすず監査法人の松尾明氏はこう話す。

「Skill」と「スキル」は同じか,それとも違う意味か[ITPro]

 ITの世界には「スキル」という言葉がある。SEや営業が,どの程度のIT力やプロジェクト管理力や提案力などを持っているか,それを表すのに使う言葉だ。いわゆる技術力などを測る物差しである。そして「このSEはWindowsのスキルがある」とか「SEのスキルアップは必須だ」,「ネットワークSE は最低ネットワークのスキルレベル3は必要だ」などと使う。また,IT関連の雑誌などでも「日本のSEのスキルは…」と述べている。
筆者は現役時代,このスキルという言葉と30年近く付き合ったが,この言葉にはかなり苦労させられた。その理由は,日本では横文字の「Skill」と日本語の「スキル」は必ずしも同じ意味ではなく,下手をするとそれがSEの技術偏重の要因の一つになりかねないからだ。今回はそれについて述べる。

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