女性が活躍する社会はどういうものでしょうか?
そもそも男女平等といっても何をもって平等/不平等とするのかがあいまいでは議論は平行線をたどります。肉体労働や危険場所での労働においても、すべての男女が平等の機会と時間を過ごすのはどこまで平等でしょうか。もちろん個人の能力などは十分に配慮されるべきでしょうが、人間の生物学的な特性真でも無視して”平等”をとなえるのもいかがなものかと。
では、「女性は几帳面で根気強いから事務職に適任だ」とばかりに、マンネリで面白みもない業務ばかりに貼り付けておくことはどうか。もちろん、このように仕事をマンネリに押しやっているのは、上司であるマネージャの見識の狭さによるものが大きいのでしょうが、女性の職業人としての成長を妨げているのは間違いありません。
大切なことは、その人が何を望み、どのように働き、どのように活躍していきたいかに対して、しっかりと耳を傾け、組織目標・目的といかに合致させていくかが問われています。項考えてみると、男も女もないなぁ、と改めて感じます。
ではなぜ、女性の活躍という問題が表に出てくるのでしょうか? 私はこう思います。 女性であるが故の独特の問題を”平等”に考えるときの条件として扱っていない、あるいは納得していないことが多い。結婚・出産などは当然のこと、文化に背景をおく社会的な役割などもありそうです。肉体的精神的な違いにもしっかりと目を向けるべきでしょう。
こういう条件に目をつぶっているマネージャ、そして、女性自身が問題を引き起こしているようです。もっと自然に考えていけば良いのになぁ、というのが正直な感想です。
■なぜ,日本の女性技術者は少ないの?[ITpro]
今から20年ほど前,筆者が某大学の工学部に在籍していたとき,同学年に1000人ほどの学生がいました。しかし,私も含め女性はわずか8人でした。現在は1100人くらいに定員が増えていますが,そのうち80人くらいが女性だそうで,とても頼もしく思います。
けれども,IT業界で働く女性技術者がどんどん増えているという実感はありません。国際的に見ても,日本は相変わらず科学技術分野で働く女性の数はとても少ないようです。『男女共同参画白書 平成17年版』によれば,日本の研究者(技術者,大学教授など)に占める女性の割合は11.6%(図1)。欧米先進国と比較すると,アメリカの32.5%,フランスの27.5%,イギリスの26.0%,ドイツの15.5%よりも低い数字です(図2)。
■少子化と男女共同参画に関する社会環境の国内分析報告書[内閣府 男女共同参局]
少子化と男女共同参画に関する専門調査会においては、女性の労働力率(有業率)と合計特殊出生率の関係の変化に着目す
るとともに、両者の関係に影響する「社会環境」のあり方を把握することを目的とした調査検討を行ってきた。平成17 年9
月に「少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書」を取りまとめたのに引き続き、このたび、日本国内の「社
会環境」の時系列データや都道府県別データを用いた国内分析報告書を取りまとめた。
なお、本報告書では都道府県データを用いているが、これは都道府県の順位づけや個別の課題を指摘することを目的として
いるのではなく、日本国内の少子化と男女共同参画に関する社会環境の構造的な課題を検討することを目的としている。
■変わる働き方…改正均等法の指針(上)[YOMIURI ONLINE]
改正男女雇用機会均等法(均等法)の来年4月施行を前に、性差別の具体例や対策を示した「指針」が今月、厚生労働省労働政策審議会から厚生労働相に答申された。
法律に違反すると行政指導の対象となり、企業名が公表される場合もある。働く女性にとって、職場環境の改善につながるのかどうか、実際の問題例などから考えてみた。
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