賃金への関心は尽きることがありません。
労働のファクターとしてお金は重要な位置を占めますし、自分への投資にも大きな影響を与えます。
社会全体の賃金動向が定期的に発表されています。
相変わらずわかりにくいのが、”諸手当”です。実力主義。能力主義と言われている割には、手当てが存在しています。何に対する成果なのでしょう? それとも成果主義を否定するアピールなのでしょうか?
民間の賃金は、2001年がピークだったそうです。景気動向と少しずれていることが興味深く感じます。株価も右肩上がり、円高も進んできました。今後は明るい兆しが見えてくると思いますが、賃金のリンクは少し遅れてくるように予想されます。ただ、ボーナスは時勢に敏感に反応しますので、上昇の期待が持てそうですね。
忘れてはならないのが団塊の世代が退職。スキル低下など悪い面ばかりが取り上げられていますが、良い面も多々あります。
ポストが空きます。有能な若者が犠牲になっていましたが、やっと肩書きが付いてきます。また、給与比率が変わってくることが予想されます。高コスト人材がいなくなれば、当然、配分が変わってきます。モチベーションアップにつながれば、これ以上のメリットはありません。
■「独立行政法人の役職員の給与水準公表ガイドライン」及び
「国立大学法人等の役職員の給与水準公表ガイドライン」の改定[総務省]
独立行政法人、国立大学法人及び大学共同利用機関法人の役職員の給与水準については、総務大臣が定めるガイドラインに基づき、毎年度公表することとされています。
■「2004年賃金構造基本統計調査」による賃金分析[日本労働組合総連合会]
平均所定内賃金のピークは2001年であったが、一時金では1997年がピークとなっている。10~99人規模では、1992年がピークである。
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