IT人材を考えた場合、大きく分けて2つに分けられます。
”IT技術を提供する人材”と”ITを使って業務革新を企画する人材”です。前者はSIerやメーカーに必要な人材で、後者はユーザ企業で必要とされる人材と言い換えてもいいかもしれません。
コアコンピタンスに専念するためにアウトソーシングすることこそがこれからのビジネスの基本姿勢です。
■ユーザー企業に必要なIT人材とは [ITソリューションフロンティア(NRI)]
⇒http://www.nri.co.jp/opinion/it_solution/2006/pdf/IT20060104.pdf
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情報システムを整備すること時代が重要視されてきた時代(自動化、機械化の時代)から、情報システムを活用して自社ビジネスを発展・向上させることが求められる時代(業務革新の手段となる情報システムが期待される時代)へと変わってきている。
自分のキャリアデザインをする際に、もっとも意識しなくてはならないことです。
SIerや人材派遣会社の社員や転職応募者と面談をして
『私はITコンサルタントを目指しています』
という方が少なくありませんでしたが、これはまったくの誤りです。
SIerがITコンサルタントとして活躍できるチャンスは極めて少ないのが実情だというビジネスに対する基本的な知識がないために、このような誤解をもってしまうのです。
ユーザ企業は、自社内で人材を育成して、コンサルタント専門会社に協力を要請するのが普通です。SIerには構築・開発をまかせて、短期間で安定的なものを安価に提供してもらうことを望むでしょう。
専門バカ/技術バカに陥らず、ビジネス構造と社会の流れを正しく理解しないと、取り返しのつかない事態にはまりこんでしまいます。
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