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新入社員半年間の意識変化調査結果について

毎年恒例、”新入社員半年間の意識変化調査”が発表されました。
2005 年度新入社員半年間の意識変化調査(要旨)[財代法人経済生産性本部]
就職してから半年の間でどのように意識が変わっていくかを調査するもの。
半年で”一人前の”社会人になれるとは思いませんが、社会対応性や自分のあり方に対する考え方を知るには、極めて有用な資料だと思います。
一読した印象ですが、
 ■とても保守的になっている
■他力本願が強くなっている
■”優等生的な”お手本回答になっている

要旨を抜粋しますと。。。

1.処遇や仕事のあり方について、保守化・安定志向が強まっている。
(1) 能力主義的な給与体系や昇格を希望する者の減少傾向が続いており、年功的な処遇を希望する割合が高まっている。
(2)「仕事の成果で評価されることを前提に時間、場所などを自由に選べる職場」を希望する回答が、春の調査に比べて大幅に減少し、3割を切った。
(3) 就業・転職意識についての質問に対して「今の会社に一生勤めたいと思っている」とする回答が、春の調査に引き続き、秋の調査でも増加して4分の1を超えた。
(4) フリーアルバイターについて否定的な回答が増加し、近年で最も高い水準となった。
2.組織の一員として仕事を進めていく上で、倫理観に課題が見られる。
(1)「上司から、会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるように指示された」場合に、「あまりやりたくはないが、指示の通り行動する」とする回答が増加した。
(2)「職場で法令に抵触する可能性のある行為」を是正するために取る行動として、「公的機関やマスコミ等の会社・組織の外部に相談する」とする回答が2年連続で増加した。
(3) 「発注者が取引先から贈答品や食事などの便宜を受けること」を「問題ない」とする回答が近年の減少傾向から増加に転じ、春の調査比でも増加している。
3.仕事を通じた自己実現への取り組みに関して、消極的な傾向がうかがえる。
(1) 転職する際の決め手の優先順位について、「仕事のやりがい」を1位に選んだ割合が大幅に減少し、3年ぶりに6割を下回った。
(2)「残業は多いが、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力が高められる職場」を希望する回答が減少し、3割前半台の低い水準となった。

教育方針による影響なのでしょうか? 必ずしもすべてを正しく反映した状況とは思えませんが。
じっくりと企業教育をしていくことが、彼らのためそして、今後の日本のためになるのでしょう。
責任をもって育成しなければなりません。

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