なんとなく50代がお荷物扱いになっている・・・
「会社にぶら下がる」「働かないオジサン」「すぐに怒る」「扱いにくい」などなどネガティブな意見も少なくない。特に、中堅クラスと呼ばれる若手からと、主に人事部の方々から聞こえてくることが多い。事実に目を向けると、コア人材として組織を支えている方々が多いのでしょうが、やっぱり目につく。
ただ、ネガティブな意見に出てくるような人たちはどの世代にもいる。50代だと目立つんでしょうね。「ポストを専有していて昇格ができない」「お金をもらっているくせに・・・」ということでしょうか。母集団が多くなれば均された分配金は少なくなるし、露骨に降格をすると今までの努力を踏みにじるようで本人のモチベーションが下がるばかりか、組織そのもののモラルにも影響する。「いくら組織成果のために尽力しても、最後はこの扱いなるのか・・・」など。
と、やや一般論で進めてきましたが、お金とポスト以外の要素に手が届いていないことが、私が一番気になる。何のために働き、何のために生きているか。大げさかもしれませんが、ここをちゃんと考えていないことこそが「会社にぶら下がる」ということだと思うのです。
なんだか、新入社員の頃が一番「自分の足で歩いている」ことを実感して充実していた時期のように感じます。
すべての社員層がこのように感じられるように環境を作っていくこと。これが50代の人間がやるべきことだと感じます。すべての50代に強要することでもありませんけどね。
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