新型コロナウィルスの影響から事業収益が落ちている事業者をサポートするための制度、持続化給付金制度の申請受付が2020年5月1日からスタートしました。個人事業主は100万円、中小法人は200万円を上限に給付が受けられます。
申請フローはとてもシンプル
いままでの政府系オンライン申請システムとは打って変わって、手順はとてもシンプル&スマートになっています。クレジットカードをオンラインで新規入会する手順とほとんど変わらないので、パソコンを触ったことがある人なら難なく申請できます。また、給付金額もその場で計算されて提示されますので、心理的にもありがたい。ただ、いつ給付されるのかが一番の問題。
申請をするにはこのサイトにアクセスします。レスポンシブルデザインになっています。
具体的な申請手順はここに書かれていますので、理解しやすいと思います。また、実際に申請を進めている際にも、わかりやすうヘルプが表示されたり、詳細な参照リンクが貼ってあるなど、手順についてはいい感じの仕上がりです。
それでも、手間取った、あるいは迷ったポイントがありますので、参考までに。
手間取ったポイント:アップロードする資料
私は個人事業主ですので、以下の資料をアップロードしました。それぞれ1〜8を1つのファイルとして準備する必要があります。所得税青色申告決算書はp1とp2をそれぞれファイルを分けて準備するところが手間取りました。あとは問題なし。
迷ったポイント:売上台帳として確認できる書類
例示もなく、どんな資料を期待しているのかがわからず迷いました。「対象月の売上台帳等」をアップロードするのですが、「 売上台帳として確認できる書類について」の事例を見るとサッパリ想像がつかない。。。
- 給与明細、通帳の写し、レシート、請求書等は認められません。
- 対象となる【売上月】を記載してください。
- 対象となる売上月の【売上額】の【合計】を記載してください。
- 売上額が0円の場合は、【対象となる売上月】の売上額が【0円】であることを明確に記載してください
さらにヘルプのリンク先へと読み進むと、以下のようにある。
対象月の事業収入額がわかる売上台帳等を提出してください。
フォーマットの指定はありませんので、経理ソフト等から抽出したデータ、エクセルデータ、手書きの売上帳などでも構いません。
書類の名称が「売上台帳」でなくても構いません。ただし、提出するデータが対象月の事業収入であることを確認できる資料を提出してください。(2020年●月と明確に記載されている等)
テンプレートとなるEXCELでもファイルを提供してくれれば一発解決なのになぁ、Google検索をしてみると参考になるサイトがありました。ありがたい! 私は「請求形式03」フォームを使わせてもらいました。
迷ったポイント:チェックボックスへの回答
2つの質問群についてチェックボックスがあります。保険契約時に入力するときの気持ちで、緊張感がたかい。
1つめは「宣誓」です。虚偽申告ではないことを約束する部分です。ここは、すべてのチェックボックスがチェック状態になるはずです。すべてではありませんがチェックをすると詳しい理解を求めるポップアップ画面が表示されるものがあります。
2つめは「特例適用の選択項目」です。特例がある場合にはこの申請手順では受け付けられないので、特例手順を促すことが目的です。通常は一番上のチェックボックス「一般的な申請方法」のみをチェックすることになります。
あとは給付されるのを待つのみ。
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