PMI東京のWEBに以下のような報知がありました。
[2005.12.02] PMP試験合格水準が変更となりました。
新しい制度でのPMP試験が2005年9月30日に開始されてから、PMIでは統計的な解析を実施してきました。この結果、PMIは合格点を61%(106問の正解)に変えることになりました。この合格点の変更は、新制度(PMBOK第3版対応)で受験をされた受験者に2005年9月30日に遡って適応されます。現在PMIは、受験者のスコアの確認作業に入っております。
以上の変更に伴い、PMIは是正処理を行います。
1.新しい合格水準61%で不合格者だった方には、変更された合格点(61%)が適応されます。
2.スコアが、新しく設定された合格点に達した方にはPMIより合格通知が届きます。
3.この方々へは8週間でPMP合格キットが郵送され、オンラインデータベースに名前が登録されます。
4.61%に達しなかった方にもPMIより通知が届き、再テストを勧告します。
5.合格、不合格に関わらず、個人宛にPMIより変更に伴う結果について通知があります。
6.Rプロメトリックは、現在新しい合格点を適用する作業を行っています。全世界での作業となり、12月15日から30日までかかります。
7.今から12月末までに試験を受ける方は、テスト結果をPMIが評価し新しい合格点で、PMIより本人に通知します。
試験制度が変わったことによる混乱は避けられません。
さて、PMPとはアメリカのPMIがプロジェクトマネージャに対して基本的な知識と理念が身についているかを問う認定資格です。2004年 12月現在で、全世界では、102,047人、日本だけでも7,086人の方が、PMPの資格を取得しているそうです。
アメリカと日本の商慣習の違いなどは、当然のことながら小さくはありませんが、PMBOKにはそういった国家による差異まで吸収するような記述があります。例えば、あるアジアの国ではお役人への賄賂が半ば制度化されています。PMBOKでは「法律に抵触しない範囲での慣習」を許容しています。さすが! 実を取っていますね。
今後、PMP受験に関する情報を、経験や生の声をもとに発信していきたいと思います。
【参考URL】
■PMI・・・本家のWEB
⇒ http://www.pmi.org/info/default.asp
■PMI東京・・・会長は元ISOL社長の瀬尾惠さん
⇒ http://www.pmi-tokyo.org/
■PMP検索・・・知人を探してみよう!
⇒ https://www.pmi.org/CertApp/Registry.aspx
■プロジェクトマネジメント学会
⇒ http://spm.pm.it-chiba.ac.jp/NEW_HP/J_main.html
■日本プロジェクトマネジメント協会(旧JPMF)
⇒ http://www.pmaj.or.jp/
特定非営利活動法人プロジェクトマネジメント資格認定センター(PMCC)と日本プロジェクトマネジメント・フォーラム(JPMF)は統合を行い東京都から認証を受け、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)の名の下で、新組織としてスタートする運びとなりました。
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