人が集まるところには、工夫のしがいがある。価値観が交じり合い、アイデアが交換され、協働によるパワーにみなぎる。これを仕事に特化したプロジェクトとなれば、さらにエネルギーは大きくなる。
しかし、このエネルギーが曲者で、方向を間違うと混乱の元になり、いがみ合いも始まる。「せっかく良いアイデアを出しているのに、みんなが理解してくれない」「良かれと思ってやったのに、あいつはちっとも分かっていない」など、よく聴かれる。
一方真逆な声もある。「ちっぽけなアイデアだと思っていたのに、スゴイと言ってもらえた。自分でもきづかなかった」「さりげない気遣いを理解してもらえたので、かげながらがんばってきた甲斐があった」など。
同じことをやったとしても、それの受け取られ方しだい、つまり場のあり方の違いによって、こんなにも違ってくることもある。少々極端な例ではあるが、多かれ少なかれ、このようなことはどこの職場でも起こっているはずである。
このような場を作り、コントロールするのがプロジェクトマネジャーの役割であり、存在価値である。何も、仕事を進捗どおりに、期待される品質水準で成し遂げるように管理することがプロジェクトマネジャーの仕事ではない。
むしろ、このような『結果』を出すために、いかにしてチームをビルドするか、場を作り上げるかが腕の見せ所である。だから、どんどんツールを活用して、本来やるべき場作りにパワーを割くべきである。プロジェクト管理ツール、会議ツール、コミュニティツールをいかにして馴染ませるかは、真剣に考えていくべきこと。
SaaSタイプの「プロジェクト管理サービスBacklogのモバイル版」なるものが登場した。iPhoneでも活用できる。無償版もあるので試してみてはいかがだろうか。個人的にが無償版ではWBSやガントチャートが出ないことに大いに不満ではあるが、タッチを掴むのには良いであろう。気に入ったらステップアップして活用してみてはいかがであろうか。
■プロジェクト管理サービスBacklogにモバイル版,iPhoneにも対応[ITpro]
ヌーラボは2009年8月3日,プロジェクト管理サービスBacklogのモバイル版をリリースした。国内3キャリアに対応,iPhoneからも使用できる。GoogleカレンダーやiCalとも連携した。
Backlogは,課題管理,ガントチャート,ファイル共有,Wiki,ファイルのバージョン管理などの機能を持つプロジェクト管理サービス。計画に比べ実際の作業が遅れているかどうかをグラフで表示するバーンダウンチャート機能も備える。ユーザーアイコンや絵文字などを使用できるようにして,親しみやすくなることを狙っている。
またGoogleカレンダーやiCalとも連携。自分が担当している課題や予定をGoogleカレンダーやiCalで表示できる。
■モバイルの革新技術、AlwaysOn 会議で続々披露披[japan.internet.com]
カリフォルニア州パロアルトで開催された『AlwaysOn & STVP Summit at Stanford』(7月28-30日) の最終日、同技術会議でプレゼンテーションを行なった人たちの顔ぶれを見る限り、モバイル技術の進化はすさまじい勢いで進んでいるようだ。この日のプレゼンテーションから、いくつかピックアップしてご紹介する。
■MySpace、ソーシャルな機能を搭載してメールサービスを刷新[japan.internet.com]
MySpace は Eメール機能の刷新によって、これまで静的なものだったメッセージング プラットフォームを、よりソーシャルなものにしようと取り組んでいる。Web メール市場の首位にある Yahoo! も、サービスの再構築を通じて Yahoo! における体験全体をソーシャルなものにしようという試みを続けている。
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