グローバル経済と言われて久しい。1990年代に政府は、free fair globale を掛け声に推進してきた。あれから何年経ったことやら。本当にfairなのか、本当はfareを払っているのではないか、なんて感じですが。
さて、グローバル時代に消費者として愛用したいのが海外からのショッピング。
まだNiftyServeがCompuServerに相互接続して間もない頃は、メールよりもfaxでのやり取りが中心で、一部の人に限られた。ファイル変換しないと画像も遅れないし、何より、接続スピードが4.8K~19.2Kbitなので料金もバカにならない。ISDNで接続しても常時接続はまだなかった。
僕は電話で英語を話す自信がなく、文字でのやり取りに頼らざるを得ないのでfaxが大活躍。誤った品物が届いたり、請求金額が異なっていたり、なかなか品物が届かないと、それなりにトラブルはあったが結果として難なく治まった。相手もわざとやっているわけではなく、本当に間違ってしまったことばかり。なんだかギスギスしていないお国柄ですかね、おおらかです。子供のおもちゃはが誤って届いたときには、「正しいものを送りますが、すでにお手元にあるものは返送不要です。どうぞお楽しみください」だもんね。まさにこれぞ「オモテナシ」。
ほかにも、PCを買ったりギターを輸入していたが、海外、特にアメリカから見れば、国内配送であろうと極東への配送であろうと、あまり変わらないのであろう、1週間以内に到着した。ちゃんとやりとりをして相手のことを確認をしていれば、どんな業者かはすぐにわかるので、ハズレをつかまされたことはまったくない。これは国内とて同じこと。ヤバイ業者の臭いは万国共通ではないかな。
珍しいものも手に入った。
例えば、Mutoron Bi-Phaseは$350。当時の為替レートは78円/$だったから、とんでもなくお買い得だった。
ジャンクギター3本で300$なんていうのもあった。送料は$40程度で、追加としてDHL国内提携先に関税を払うだけ。
では、今はどうか?
ギターに関係するものは、Stewart-MacDonald をよく利用する。少し高いが、アイデア商品が多いのと、クオリティは保障できるものばかりだから。ここで扱っているネックやボディ、ピックアップ類は、日本では無名であっても絶対にお薦めできるものばかり。何より到着が早い。アメリカから東京まで2日、東京から札幌まで2日。
それから、amazon.com(US)も良いかも。実はあまり利用したことはないけど、良く知ったブランドのものや、Stewart-MacDonald と同じ製品も販売されていることから、積極的に利用してみようかと思っている。
まだamazon-JPでは直接使えなかったKINDLEを活用していた頃にアカウントをとったのがきっかけだが、今でもちゃんと世界を相手に商売をしてくれている。貿易障壁って、日本がバリアを張っているように思える。海外は日本に門戸を開いているが、日本からの買い物はどうか?
さて、とはいえ購入に至るまでには少々のコツがありそうだ。何でも輸入できるわけではない「大人の事情」もありそうだ。
以下、あれ? と感じたことだけを羅列します。
・URLにamazon,comと指定してアクセスすること。ただのamazonだとJPにつながる
・アクセスすると、最上段に「日本でお買い物しましょう!」と表示されるがメゲずに無視すること
・acountを作る JPと同じレイアウトになっているので、感覚的にも違和感はないはず
・Manage Address Book で日本の住所を登録する
→ 日本への配送可否の判断になるので必須、カード情報などの登録は未だ不要
・欲しいものを検索したら、左側にある Show results for を下にたどり、
Refine by International Shipping を見つけ、Ship to Japan にチェックをつける
こんな感じです。
ただ、検索後にShip to Japan をチェックすると、「ああ~、欲しいものがどんどん減っていく!」という感覚はあります。例えば、フェンダー純正の修理部品、特に塗装済みのボディーなんか試してみたいのですけどね。
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