若い人が自分に適した職を探すことを援助することは大切なことです。
そのために、就職(採用)活動はオープンでわかりやすいものでなくてはなりません。ここで何ができて、何をするのか、入社してもわかりにくいものをもっとわかりやすく説明できるようにしておくことが第一ではないでしょうか。自社の強みや目的を言語化して、人材を採用していく姿勢をもった人事担当が少なくなっているのも、不安材料です。”人は人財だ”と言っておきながら、どういう財なのかを自分の言葉で述べることができるかどうかです。
仕事と人生を結びつけることができるかどうか、これが若者の仕事観を大きく左右するのです。「仕事とプライベートは別だ」という意見がありますが、なるほど、一面においては正しいのですが、どうもしっくりきません。仕事に対してハートを込められないようでは、良い仕事はできません。”プライベートを区別する”の意味することが、”時間的な区切りを意識して両方を活かすこと”にポイントがあるのであれば、無理に分ける必要もないはずです。何か距離を置くことに意味を感じている、あるいは、何かしらガードせざるを得ない心境になるということでしょう。
職場は人との交流の場所であり、自分の個性や能力を高めるための場所です。仕事は自分を高めるための手段であり、人生そのものだというのが私の信じているところです。仕事=人生を生かすも殺すもその人のとらえかた(姿勢)しだい。先入観のないように、しっかりとサポートしていきたいものです。
■若者は“シゴト”を探している!
~求職イベントから見えてきた“シゴト探し”の実態~[レクルート人材サービスインフォメーションネット]
実は過去の「フリーター’sスクエア」の来場者を分析したところ、フリーター以外の若者が26%も含まれていたのです。イベント名に「フリーター」と冠しているにも関わらずそれだけフリーター以外の人々が集まるのだから、実は学生や社会人を含めもっと幅広い層の若者が「色々な企業と出会える場、話を聞ける機会」を求めているのではないか? そう考えたのです。また、来場者アンケートに書かれた「もっと色々な企業の話を聞きたい」という声や、「フリーターに限らずもっと多くの若者に会いたい」という出展企業からの強い要望にも後押しされました。
■小山昇:仕事の中に人生がある[日経BP]
最近の学生さんや若い社会人の多くは、「仕事は人生の一部だ」と考えていることです。実はこれは大きな勘違いです。事実は逆です。本当は「仕事の中に人生がある」のです。いま就職活動中の学生さん、あるいは入社したばかりのフレッシュマンには、ぜひともそう考えるように指導してください。あなたの今後の人生を安泰なものにするためにも。
■全国ジョブカフェのセンター長アンケートを実施。「全国のジョブカフェで、産学官連携による若者支援のインフラ整備が進む」[News2u.net]
ジョブカフェ・サポートセンターが実施した全国のジョブカフェにおけるセンター長のアンケート結果が出ました。その結果から「効果的な就職支援サービスの開発、若年者支援人材の育成等で確実な事業成果について」「各地域において産学官連携による若年者就業支援が進展した」「カウンセリングサービスの提供が若者の就業支援の最重要サービスである」「ジョブカフェ運営の重要課題は、産業界との連携」といったことが確認されました。
コメント