昨晩、Eテレの英語学習番組で、YOUTUBEでヒットするための条件についてプレゼンテーションがなされていた。内容は、TEDのプレゼンをベースにしたもので、語学学習としても興味深いし、扱うテーマも面白い。プレゼンの仕方についても、ちゃんとレクチャしているところが、NHKらしくてすばらしい。
さて、ケヴィン・アロッカの「ヒット動画はこうやって生まれる」と題したプレゼンでは、「ビデオが口コミ人気で世界でヒットする理由は3つある」としている。ここでは、みんなに見てもらうことを成功と置いている。
それは、流行の先駆者、参加型コミュニティー、意外性の3つ。影響力のある人が紹介してそれが広まる。そして、パロディや二次創作が生まれる。そこにはただ平凡なだけではなく、計画的/偶発的を問わず、意外性がある。予定調和では収まらない刺激である。
最終的に「ネット動画の世界では、コンテンツの価値を決めるのはもはや作者でなく、ユーザーなのだ。」と結論づけている。まさに、その通り。
ただ、ここではあくまでアメリカでの例。番組最後に、伊藤穣一氏が登場して、「日本では、突出して一人で有名になることよりも、コミュニティで楽しむことを大切にしている」とコメントしていた。コンテンツの楽しみ方や意味のおき方の違いがここにあるようだ。
まさに、70年代のオタク集団の雰囲気そのもの。クリエイターコミニティである。
■世界が注目するイベント「TEDカンファレンス」を題材にプレゼンと英語を学ぶ語学教養番組
ケヴィン・アロッカ「ヒット動画はこうやって生まれる」
Kevin Allocca: Why videos go viral
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/120716.html
TEDのURL
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