スポンサーリンク

平行長と同主短調

年始にアニメ番組を眺めていたら、オープニングテーマに使われていたKOTOKO 「Shooting Star」のコード進行に興味深いものを感じた。
つかみどころのないキーのメロディーと、王道であるⅣ-Ⅴ-Ⅵmの安定したコード進行の組み合わせがちょっと不思議だった。また転調も使われており、その基本は「CとCmの同主短調」と「CmとE♭の平行調」のキー関係。

坂本九・オサリバン・ミスチルの旅したパラレルワールド
-胸キュン準固有和音の構造学-

『音楽の正体』 p102から引用
同主短調とは、「上を向いて歩こう」のサビの部分で、1フレーズ目はⅣで、2フレーズ目はⅣmを使ってメロディーを作っているところ。よくあったのが、小学校の時に見たNHK教育の音楽教育番組で『長調の曲を短調で歌ってみよう』というやつ。学校ではサザエさんのオープニングテーマを短調で演奏して遊んだような。簡単にいえばこれ。
一方、平行調は、調の記号が同じ長調と短調同士の調。例えば、CとAm。同主短調よりも自然に転調できる。
「Shooting Star」はこれらの理論をトリッキーに使った曲だけど、少々小難しいような。。。

コメント

タイトルとURLをコピーしました