組織の力は不思議です。
一人でいくらがんばってもできないことが、見えない流れが多く人を突き動かます。また、失敗して落ち込んだり、腰が引けている自分を励ましてくれます。もちろん、仲間という存在も大きいのですが、組織という枠組みがモチベーションアップに一役買っていることは確かです。
しかし、組織の力はプラスの方向ばかりではありません。これがメンバーにとってマイナスに働けば、たちまち目に見えない圧力になってしまいます。個人ではどうすることもできない潮流に翻弄されてしまうことにもなりかねません。個人や仲間内で生じてくるイヤガラセやイジメとはちょっと違った構造です。
組織は人を育てなくてはなりません。組織は意思決定をしなくてはなりません。とうぜん、トップが方向性を決め、戦略を立てることになるのですが、いったん動き始めるとトップという個人の手を離れ、組織という形のない集合体が大きな力を及ぼします。
なんだか分かりにくいコメントになってしまいましたが、目に見えない流れをがあること、そしてそれをうまくコントロールする仕組みを組織に組み込んでいくこと、監視していくことが大切ではないかと思うのです。
■日立システム、新たに“組織力”の分析機能を備えた
人材戦略支援システムの新版を発表
日立システムアンドサービスは2月16日、組織パフォーマンス分析機能を追加した人材戦略支援システム「リシテアCareer」の新版を発表した。
リシテア Careerは、同社の人事関連ソリューション「リシテアシリーズ」の1製品。従業員のスキル診断やアクション・プランの作成をはじめ、従業員のスキル・データベースを構築し特定のスキルを有する人材の検索や、各種研修の申し込みや受講状況、成績などを一元管理することができる。
対話のお作法としての「ダイアログ」、自発的参加を促す「ワークショップ」、と続けてきたので、次は「ワークアウト」を取りあげたい。これら一連の手法はカタカナ用語で呼称されがちであり(とはいえ、下手に日本語に焼き直すと、かえって分かりにくくなるんだからしかたない)、それが実務家から正当な理解を得られにくい一因でもあろう。
本稿では、まずワークアウトを概説し、次に、よく言われる「うちには無理だよ」という声へのヒントを提示する。「うちの会社を変えるんだ!」と奮闘されている方々への励ましになればと願っている。
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