30代は迷います。
ある程度の実績を積んで自信がでてくる。また、周りの人から頼ってもらえる。
努力の成果が形になって現れてきますし、自分の足で歩いている実感がわきます。
責任ある役職も貰えますから。
でもどういうわけか、業界によって、あるいは生き方によって、どうしようもない格差が存在しています。
なぜでしょう?
勤めている会社や業界の波が大きく影響しています。
金融・IT・放送・広告の大手企業。どの業界も高給取りです。
しかし、同じ業界でも、下請けをする会社は厳しい現実があります。それはビジネスの構造から考えれば当然です。儲けや取り分は、仕事を与える会社がたくさんの利益をぶんどったあとの残りだから。
このことはいびつな構造を作り出しているような気がします。たとえば、番組制作会社のスタッフは、とても重要な役割を担っているにも係わらず、放送会社に比べると給料面で大きな格差が開いています。
こうしたビジネスの構造が給料格差を生んでいる元凶だと思います。自然なことでしょうけど、あまりに格差があると嫌になりますよね。
もちろん、人生はお金だけで決めることはできません。お金がすべてのような考え方はバカげたことです。
でも、努力を評価するツールとしてのお金は重要なファクターです。これがあれば、さらに自己投資して、もっともっと自分の夢に向かって飛躍させることができるからです。がんばっても報われなければ、モチベーションが保てずにスタッフ側にまわる人材が少なくなってきます。
しかし、番組制作の現場にいたいと思ったら、放送会社に入ってもあまり意味はありません。自分で番組制作会社を起業する意気込みでさまざまなことに挑戦してみることが良いかもしれません。サラリーマンではなく、経営者になることで給与面のデメリットは解消できますから。
有能な人にとって、同じところにずっと踏みとどまるのは得策ではありません。まず、今の状況でもっと自分の価値を高めることを考えることが大切です。それが配置換えなのか、昇格なのかは状況によりますが、環境を変える努力をすることでたくさんのことが見えてきます。多くの利益があるはずです。
しかし、すぐに転職を考えることは間違っています。
このような逃げの姿勢では、転職は極めて不利なアクションになります。何かをしたいと思ったとき、自分の夢を実現したいと思ったとき、現状の枠からはみ出してしまうときに初めて、転職を考えるべきです。このような考えの人は迫力が違います。知らず知らずのうちに、たくさんの内定が得られることでしょう。
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