今のIT教育はちぐはぐです。
いったい何を目標としているのか、教育課程をこなしてきた生徒・学生がどのような人材になることを期待しているのかを明確に示していないことが多いようです。
大学や専門学校は、企業に送り込む人間を育成する場所ではありません。企業で働くことは、人生の単なる一部でしかないのですから。学ぶということは”効率”や”実益”では説明できないことが多くあるはずです。なぜなら、シーズ(種)を育てるときだからです。金のたまごです。
企業に就職しても夢がもてない。
・ジェット機のパイロット
・スチュワーデス
・消防車の運転主
・医者
・画家
昔、将来なりたい職(ヒーロー)のイメージがありました。
しかし、今はどうでしょう?
中学や高校で、EXCEL/WORDの操作を教えるよりも、プログラマやSEの役割と必要な技術、プロジェクトマネージメント、ビジネスに関する教育をすべきだと私は思っています。
・ITを使ってoooをしたい
・CIOになりたい
・新しいOSを作りたい
・究極のシステム開発者になりたい
・システムをデザインしたい
このようなイメージがしっかりとつかめるようになると変わってくるはずです。
マイクロソフト製品の講習なんかよりずっと素晴らしいと思います。
もちろん、自分の人生をより良いものにするのは自分の責任。学校や企業のせいにする社会人が実に多いことにはがっかり。
夢を持ちましょう、持たせましょう。
■会津大学/はこだて未来大学
~独自の教育理念を掲げ、“本物”のIT教育を追求するIT専門大学~
“地盤沈下”が指摘される日本のIT教育。その問題の本質を探るべく、本稿では、日本のIT教育において独自のスタンスを貫く2つの公立大学、「会津大学」と「はこだて未来大学」の学長にご登場を願い、IT教育における“理念”を語っていただいた。はたして、現在の大学教育が抱える問題点はどこにあるのか。そして、その問題に対して、両大学はどのように立ち向かおうとしているのであろうか。
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